ロンドンサブカルチャーに影響を与え、スキンヘッズ/Oi !(オイ)パンクのシンボルとなった「時計じかけのオレンジ」のTシャツ UKインポート品
1962年にイギリスのウィリアム・ハイネマン社から出版され、1971年にスタンリー・キューブリックによって映画化された、アンソニー・バージェスの小説「時計じかけのオレンジ」のデザインTシャツです。
実はこの有名なイラストには、書籍と映画の間の相互フィードバックを経てシンボル化されていったという事情があります。
まず1971年にワーナー・コロンビア配給により制作されたスタンリー・キューブリック監督による映画のポスターは、Philip Castle(フィリップ・キャッスル)によって三角形の構図のものがデザインされました。
その後、映画公開後の1971年にペンギン・ブックスから出版されたカナダ版のペーパーバック本の表紙で映画の衣装に影響されてボーラーハットと睫毛を強調したDavid Pelham(デヴィッド・ペルハム)によるイラストが採用され、アゴから下がカットされた北米市場でのX-Rated アナウンス用ポスターのベースとなりました。
タイトルロゴには初期の映画ポスターのヴィンテージ書体と比較的最近につくられた書体の2種類が存在し、タイトルの頭に冠詞の「A」が入っているものと入っていないものが存在します。初代映画ポスターの三角形はこの冠詞の「A」をもじったものですが、キューブリックのX-Ratedポスター以降、次第に映画版からは「A」が取り除かれていった経緯があります。
定期的にプリントされるデザインTシャツですが、現在のところ廃版となっているスタンリー・キューブリック・オフィシャルライセンスの映画版Tシャツです。再入荷未定ですのでお気に入りの方はお早めに!