◆Charlie Parker（チャーリー・パーカー）がダイアル・レーベルに残した絶頂期の音源のアルバム・ジャケットがデザインされたTシャツ。USインポート品

Charlie Parker（チャーリー・パーカー）は、Dizzy Gillespie（ディジー・ガレスピー）らと共にモダン・ジャズの原型となる “ビバップ” を創造した “ジャズの巨人” の一人で、「Bird（バード）」あるいは「Yardbird（ヤードバード）」（※イギリスのロックバンド、ヤードバーズのバンド名は、これに由来）の愛称で知られている作曲家/即興演奏家/アルトサックス奏者。パーカーが現れるまで、ジャズはスイングジャズが主流だった。今回、1940年代に録音されたパーカー絶頂期の姿をとらえたダイアル・レコーディングのアルバム・ジャケットがデザインされたTシャツを入荷！その短かった生涯（34歳没）の中で、最高のプレイが記録されているのがダイアル・レーベルである。若きMiles Davis（マイルス・デイヴィス）を従えた1946年の吹き込みから、有名な“ラヴァー・マン”セッション他、西海岸での神がかった演奏を聴くことができる。

チャーリー・パーカーはしばしば“天才”と言われるが、その所以は、ジャズの概念、精神までを変えるほどの革新的な演奏を生み出し、ジャズの新時代を切り開いたからである。パーカーが現れるまで、ジャズはスイングジャズが主流だったが、1940年代に彼が生み出した“ビバップ（Bebop）”と呼ばれる演奏スタイルは、それまでのジャズ演奏の概念を変えるほどの革新的なもので、メロディー、ハーモニー、リズムのすべてに変化をもたらした。正確に言うと、ビバップはパーカーひとりの手によって生み出されたわけではない。トランペッターのディジー・ガレスピーやピアノのセロニアス・モンク、ドラマーのケニー・クラークら何人かの進歩的なミュージシャンたちがニューヨークのハーレムや52丁目のクラブで日夜繰りひろげられたジャム・セッションから生まれていったと言われている。ただ、もしチャーリー・パーカーがいなかったら、のちのジャズの姿はまったく違ったものになっていたかもしれない。それほどパーカーの存在は圧倒的なものである。私生活では、若くして麻薬と酒に溺れ、34歳で命を落としたことから、“破滅型の天才”と呼ばれることもある。パーカーは1950～60年代のハード・バップ、あるいはモダン・ジャズに多大な影響を与え、後世のジャズ・ミュージシャンたちに絶大な影響を与えていっただけでなく、現代のミュージシャンたちにも影響を与え続けている。