◆Nirvanaのカート・コバーンが着用していた International Pop Underground Convention のイベント/フェスTシャツ 復刻 USインポート品
International Pop Underground Convention(インターナショナル・ポップ・アンダーグラウンド・コンベンション:IPU または IPUC) は、1991年8月20日から25日にワシントン州オリンピアで開催されたパンク/オルタナ/インディーロックの音楽フェスティバルです。キャピトル・シアターをメインステージに多くのインディーズ・バンド(Beat Happening, Scrawl, The Nation of Ulysses, The Pastels, Melvins, L7, The Spinanes, Jad Fair, Seaweed, Courtney Love, Unwound, Fugazi, Bikini Kill, Fastbacks, Built to Spill, Bratmobile, Kicking Giant, Some Velvet Sidewalk, Sleepyhead, Nikki McClure, Rose Melberg etc...)が演奏しコラボしました。このイベント・ライブのコンピレーションとして、1992年に地元のレコード・レーベル K Records(Kレコード)からフェスと同タイトルでリリースされました。
IPUは、前述のKレコードのオーナーでバンド出演もしたビート・ハプニングのフロントマンでもある Calvin Johnson(カルヴィン・ジョンソン)と Candice Pedersen(キャンディス・ペダーセン)が主に企画したインディー史における重要なイベントのひとつで、SPIN誌では「90年代の真のウッドストック」と評されています。当時Nirvana(ニルヴァーナ)は海外ツアー中で出演できませんでしたが、カートは国内にいたら出演したかったと深く失望したそうで、そんな失望やリスペクトを表してか、IPUのフェスTシャツを着たカートと子猫(名前は Spina Bifida [スピナ・ビフィダ:二分脊椎])の写真が残っています。今回、このTシャツの復刻版を入荷しました!IPUのロゴとハートの中にKレコードの「K」、猫、地球儀のイラストがプリントされたポップで可愛いデザインになっています。一見、ネオアコのイベントTシャツの様ですが、実際のイベント内容とのギャップが面白いです。
IPUのテーマは、アーティストの独立性、自給自足、DIYに焦点を当てており、イベント全体が「企業による乗っ取りに対する激しい抵抗」を表明していました。主要な信条の1つは、「企業の手先は許さない」というインディー精神でした。それ故、音楽的価値と芸術的誠実さに優れたフェスティバルとして広く認められており、バンド演奏以外にも、詩の朗読から Cakewalk(ケークウォーク:黒人の間で発祥したダンスの一種)、さらには映画『猿の惑星』のマラソン上映まで、多種多様な芸術関連のパフォーマンスが行われました。また、フェスティバルの初日の夜には「Love Rock Revolution Girl Style Now」と題されたイベントが開催され、「Girl Night(ガール・ナイト)」として知られるようになりました。Bratmobile(ブラットモービル)やSuture(サーチャー)他の若いフェミニストによるバンドが出演し、ライオット・ガール運動(フェミニストによるアンダーグラウンドなパンクミュージックの流行、および音楽とフェミニズム、政治を組み合わせたサブカルチャー運動)に刺激を与え、世間の注目を集めるきっかけとなりました。
カートは色んな動物(ペット)を愛していたことが知られていて、猫、犬、うさぎ、ねずみ、亀などを飼っていました。特に猫が好きだったようで、子猫とじゃれあう写真や娘のフランシスと子猫との微笑ましい写真が残っています。