◆奇才Conrad Schnitzler(コンラッド・シュニッツラー)12インチEPのレコード・ジャケット・デザインTシャツ。USインポート品。
ドイツの孤高のアーティスト、Conrad Schnitzler(コンラッド・シュニッツラー)。
1969年にZodiak - Free Arts Labというクラブを数人の仲間と設立後、タンジェリン・ドリーム(1969-1970)、クラスター(1970-1971)といった当時の西ドイツはベルリンの実験的なクラウトロックのグループの創始メンバーだったが、それ以降はソロで活動を続ける。1972年にシンセサイザーEMS Synthi Aが発売されることを聞くと、わざわざイギリスまで渡り購入した。(その際、クラフトワークの分と併せて2台購入した逸話が残されている!)それ以降、電子音楽や電子音響の作品を制作しており、エレクトロニック・ミュージックの重要人物の一人である。ほとんどが自主制作による多数の楽曲には、電子音響の他、前衛的な現代音楽やジャズ的要素を持つ電子音楽、インダストリアル、さらにテクノポップまでもが含まれる。
このTシャツは、Conシリーズ第二弾として80年にRCAから発表された12インチEP『Auf Dem Schwarzen Kanal』のレコード・ジャケットがデザインされたモノで、コンラッド自身のパンダメイクがファンにはたまらない!ちなみにレコードは激レアです!
コンラッドが他の多くの音楽家達と異なる点は、彫刻、絵画、グラフィック・デザイン、映像といった他のメディアで培った経験や手法を、音楽や音響作品にも応用している点で、彼自身は音楽家ではなく、“インターメディア・ライフ・アーティスト” と自称している。また、パフォーマンスアートを行うこともあったが、こうした芸術活動の根底には、フルクサス(★)からの影響がある。
★フルクサス(Fluxus)
リトアニア出身のデザイナー、建築家 ジョージ・マチューナスが提唱した前衛芸術運動またはそのグループのこと。ラテン語で「流体の」「崩壊途上の」という意味を持つ。その前史として,作曲家ジョン・ケージを中心とした1950年代アメリカで見られたハプニングの原型をなす催しがある。ニューヨークを拠点に、ドイツ各地、パリ、コペンハーゲンなどで国際的に活動を展開した。美術、音楽、詩、舞踏など広い芸術ジャンルにまたがるが、グループとしてのはっきりした主義主張を持っていなかった。1960年代を代表する芸術運動として、ネオダダと並び称される。日本人ではオノ・ヨーコ、武満徹 、一柳慧 、小杉武久 、塩見允枝子 、刀根康尚, ヨシ・ワダらがフルクサスに参加した。ベックの祖父、アル・ハンセンもフルクサスのメンバーであった。