アメリカ黒人音楽史における最重要レーベル、スタックスの第一期、60年代のアトランティック時代に使われていた「Stax-o-Wax」ロゴのTシャツ UKメイド インポート品
1957年アメリカ、メンフィスにSatellite Records(サテライト・レコード)として銀行員のジム・スチュアートによって創立されたレコードレーベルです。ジムの姉エステル・アクストンが経営に加わった後、1961年に二人の名前、「Stewart」と「Axton」の頭文字を取ってスタックス・レコードに改名しました。
ブッカー・T. & MG'sを中心としたスタックスのハウス・バンドによるサウンドは「メンフィス・サウンド」と呼ばれ、オーティス・レディング、サム&デイヴらの作品を通して、1960年代後半のソウル・ミュージックの普及と発展に大きく寄与しました。このためサザン・ソウル、メンフィス・ソウルを生み出したアメリカ黒人音楽史における最重要レーベルとされています。
アトランティックとは1960年から取引があり、1965年に正式に配給契約を結び、68年までその関係は続きました。この期間はスタックスの第一期と呼ばれます。1967年、看板シンガーのオーティス・レディングが他界したことをきっかけにアトランティックの配給が打ち切られ、サム&デイブがアトランティックに引き上げられたことでスタックスは経営難を迎えます。
その後メンフィスのラジオDJだったアル・ベルが運営を立て直し、レーベルのプロデューサー/ソングライターだったアイザック・ヘイズが活躍、ステイプル・シンガーズやドラマティックスもヒットを放ち再び黄金期を迎えます。この期間はスタックスの第二期と呼ばれています。しかしその後ヒットに恵まれなくなったスタックスは1976年には財政難により、その役割をひとまず終えました。