◆キング・ジャミーが設立したレゲエ/ダンスホール・レーベル Jammys Records(ジャミーズ・レコード)のロゴTシャツ。EUインポート品
King Jammy(キング・ジャミー)こと Lloyd James(ロイド・ジェームス)によって設立されたジャマイカのレゲエ/ダンスホール・レーベル Jammys Records(ジャミーズ・レコード:Jammy$)のロゴTシャツを入荷!キング・ジャミーはコンピュータライズド・デジタル・レゲエの創始者であり、80年代に最も影響力のあるダンスホール・プロデューサーとして活躍し、ジャミーズは90年代以降も不屈のダンスホール・レーベルとして今なお君臨している。
キング・ジャミーは、悪名高きキングストンのウォーターハウス地区で育ったが、幼い頃からサウンドシステムに関心を抱き、若くして自分のサウンドシステムを立ち上げた。その才能が高く評価されいつしか Prince Jammy(プリンス・ジャミー)と呼ばれるようになる。そんな中、思いがけなくダブの創始者であるKing Tubby(キング・タビー)の弟子となることになり、キング・タビーズ・スタジオの大部分のダブミックスを手掛けることになる。70年代後期には自身のスタジオとサウンドシステムを設立し、ジャミーズとしてリリースを始める。Black Uhuru(ブラック・ウフル)のデビュー・アルバムやHalf Pint(ハーフ・パイント)、Junior Reid(ジュニア・リード)他のダンスホール・アーティストをプロデュースした。
キング・ジャミーの代表作は、1985年に発表した「スレンテン」と呼ばれるレゲエ初のデジタル・リズムで制作された革命的楽曲、Wayne Smith(ウェイン・スミス)の「Under Mi Sleng Teng」で、ジャミーズ・レーベル最大のヒットとなった。その後、エンジニアにBobby Digital(ボビー・デジタル:後の“Digital B”オーナー)、リズム・セクションにSteely & Clevie(スティーリー&クリーヴィー)を起用し数々のヒット曲を生み出した。その勢いはジャマイカに留まらず、ニューヨーク、ロンドンでも同時発売され、ジャミーズはダンスホール界のトップ・レーベルとしてその地位を不動のものとした。
スレンテンは “モンスター・リディム” とも称されるが、元々カシオが1981年に発売した「Casiotone MT-40」に入っていたリズムパターンで、そのプリセット音源を鳴らして曲に仕上げたのが「Under Mi Sleng Teng」である。このMT-40を開発したのはカシオ開発者の奥田広子氏。「スレンテンはレゲエ界に革命をもたらす救世主である」という主旨の記事が音楽雑誌に掲載されるほど、レゲエ界のコンピューターライズド革命のきっかけとなったMT-40は、新しい音楽文化を生んだ電子キーボードとも言える。