◆T.REX(T.レックス)のグラム・ロック大名盤『Electric Warrior(電気の武者)』のジャケット・カバーアートTシャツ。両面プリント。USインポート オフィシャル品
T.Rex(T.レックス)は、1967年にロンドンでシンガーソングライター兼ギタリストのMarc Bolan(マーク・ボラン)によって結成されたイギリスのロックバンド。ボランはバンドリーダーでフロントマンであり、唯一のレギュラーメンバーだった。結成時のバンド名は、Tyrannosaurus Rex(ティラノザウルス・レックス)でサイケデリック・フォーク・ロックバンドと認識されていたが、ボランは1969年にバンドのスタイルをエレクトリック・ロックへと転換し始め、翌年バンド名をT.レックスに短縮した。改名後は、デヴィッド・ボウイ、ロキシー・ミュージック、モット・ザ・フープルなどとともに、1970年代前半のグラムロック・ムーブメントを代表するバンドとなった。
このTシャツは、1971年にリリースされたグラム・ロック大名盤『Electric Warrior(電気の武者)』のアルバム・ジャケットのアートワークがプリントされ、バックプリントに「Electric Warrior」ロゴがプリントされた両面プリントTシャツ。本アルバムは、ティラノザウルス・レックスからT・レックスに改名してから2作目、通算では6作目に当たるアルバムで、ジャケットのアートワークは、ヒプノシス(Hipgnosis)が手掛けている。
1968年にストーム・トーガソン(Storm Thorgerson)とオーブリー・パウエル(Aubrey Powell)がロンドンを拠点に活動を始めたアート・デザイン・グループである。74年には、ピーター・クリストファーソン(Peter Christopherson)が加わり3人体制となった。
70年代を中心に、ピンク・フロイド、ジェネシス、イエス、レッド・ツェッペリン、ウィッシュボーン・アッシュ、ルネッサンス、プリティ・シングス、ウイングス、10cc、バッド・カンパニー、スコーピオンズ、UFO、レインボー等のプログレ、ハードロック・バンドやシド・バレット、ピーター・ガブリエル等のアーティスト、日本では松任谷由実のカバーアートを創作。83年に解散後も3人はそれぞれアーティスト活動を続けた。
ヒプノシスのデザインしたジャケットは歴史的名盤が多いことから、「ヒプノシス=名盤」とみなされることも多く、芸術性の高いレコード・ジャケットは所有欲をくすぐられ、いわゆる「ジャケ買い」したくなる衝動にかられる。レコード・ジャケットに芸術性を持たせた先駆者であったヒプノシスの功績は大きい。