MFSB出身のミュージシャン達が活躍したサウルソウル・レーベルのロゴTシャツ
1974年、映画「ゴッドファーザー」のヴィトー・ドン・コルレオーネのモデルとなったヴィトー・ジェノベーゼをボスとするジェノヴェーゼ・ファミリーの一員にして音楽業界のドンであったモリス・レヴィー(Roulette Records)の支援を得て、Cayre brothersの3人がニューヨークに設立、12インチを含む300枚以上のシングルをリリースし、1970年代から1980年代初頭まで一連のアルバムを発表したサルソウル・レコーズ。
PIR(Philadelphia International Records)とMFSBメンバーの間に確執が生まれていたのをきっかけに、ヴィンス・モンタナ、B-H-Y(Ron Baker、Norman Harris、Earl Young)、Bunny Siglerといったシグマ・サウンドの心臓部といえる主要ミュージシャン達と契約することに成功、Salsoul Orchestraとして生まれ変わり、多くのフィリー・ディスコを制作しました。また彼らのスタジオミュージシャンとしてのバックアップの元に、Loleatta Holloway、Jocelyn Brown、First Choiceといったアーティストのヒット曲を次々とリリースしました。
日本では電気グルーヴの大ヒット曲「シャングリラ」の原曲、「Silvetti(シルヴェッティ) - Spring Rain」のリリース元としてもお馴染みのレーベルです。
またサルソウルから誕生した多くの楽曲は、Larry Levan(ラリー・レヴァン)やハウスDJ達によって再評価され、ハウスミュージックの原曲として使用されました。
Salsoul Recordsから誕生した主要な曲・アルバム