ブートレグTシャツの基本、The Clash(クラッシュ) ジョー・ストラマーの着用で知られる「赤い旅団」Tシャツ インポート品
ドキュメンタリー映画「Rude Boy」にも残されている1978年ロンドンのVictoria Park(ヴィクトリア・パーク)で行われたロック・イベント「Rock Against Racism」への出演の際にジョー・ストラマーが着用、古くからクラッシュ関連の定番デザインとして知られるTシャツです。
デザインはイタリアの極左組織「Brigate Rosse」とドイツの極左組織「RAF」のエンブレムをミックスし、旅団という意味のイタリア語「Brigate」を英語の「Brigade」に改めたもので(※つまり本物の赤い旅団マークではない)、どちらの組織も暗殺事件/テロ事件を起こしており、結果的にジョー・ストラマーは批判を受けることになりました。
実際に政治的な意図があったかどうかは分かりませんが、その後もTシャツの人気だけが独り歩きし、ジョー・ストラマーの悪ノリとみなされたこのデザインは、クラッシュの裏歴史的なシンボルとして現在もブートレグTシャツの中で人気を保ち続けています。
また、2010年のSupreme(シュプリーム)の春夏コレクションでは、ジョー・ストラマーがこのTシャツをシャワー室で洗っているスナップ写真が採用されたことでも話題になりました。
著作権の管理下にないため、各メーカーから自由にプリントされているアイテムですが、今回はプリントに定評のあるイギリスの有名復刻メーカーから入荷、普段着でも着やすくアレンジしたカスレのプリントに、オリジナルのレッドとダークレッドの2色をご用意しました。
実は、ジョー・ストラマーの所有していたBrigade Rosse(赤い旅団)Tシャツは少なくとも2種類あることが確認されています。映画「Rude Boy」にもなった、1978年のヴィクトリア・パークでのライブで着用していたものと、シャワー室で洗っている写真のものとは版型が異なります。
(※RAFのトレードマークはHeckler & Koch MP5という短機関銃ですが、Clashバージョンはそこまで忠実ではないようです。)
元々が商用Tシャツではないため、市場で入手できるほぼ全てがブートレグ(海賊版)復刻Tシャツですが、当時のデザインをパーフェクトにコピーできているものは見つかりません。従って、ある程度そこを割り切って楽しむアイテムということになりますが、なるべく当時のデザインに近いものを購入されることをお勧めします。
特に、タイトルロゴのステンシル文字が現物と異なっていたり、銃の種類が全然違っていると興ざめですので、せめてその点に手抜きがないかどうかだけでも、こだわりたいものです。逆に、Tシャツのカラーをブラックやグリーンに変更しているものは意図的なものですので、デザインとして楽しむのもよいでしょう。
アメリカのTシャツ番長 クリステン・スチュワート嬢もお気に入り、デザインに関わらずただ着ているだけで、そこはかとないサブカル臭を漂わせることが出来るクラッシュTシャツ、デザイン違いで続々入荷予定です。